畠山大輝さんの著書『至高のコーヒーの淹れ方』内のメリタ・アロマフィルターを使ったドリップレシピが簡単かつとても良かったので備忘録として置いておきます。
ちなみに、畠山大輝さんはSCAJ史上初のハンドドリップ&ジャパンブリュワーズカップをW優勝したスーパーすごい人です。そして元ニートだったらしい。どういうこと?
ドリップレシピ
コーヒー15g、中粗挽き
お湯230cc、85℃
1投 0:00 → 45cc(蒸らし1分)
2投 1:00 → 230cc
終了 2:30~3:00
レシピの内容がこちら。
コーヒー15gに対しお湯の投下量が230ccなので抽出比率は15.333…で、温度は85℃とやや低め。
そして特筆すべき点は1投目の蒸らし時間を1分とっていること。いや~珍しい。
実際に淹れてみる
それでは実際に淹れていきましょう。
アロマフィルターは1×2のものを使います。湯量的に1×1だと厳しいかも。
コーヒー豆は、カルディのリッチブレンドとイタリアンローストを何故かブレンドしたものです。
両方余ってたのでつい混ぜちゃいました。挽き目は「ボダム ビストロ」で少しだけ粗めにしています。
まずは1投目。
コーヒー粉15gに対し、45ccのお湯を全体に行き渡るようにザーッと淹れていきます。
で、待つ!!
1分までひたすら待ちます。蒸らし時間って大体30秒くらいが多いと思いますが、何とその倍ですね。攻めたレシピです。
1分経過したら2投目。
投下量が230ccになるまで円を描きながらグイグイ淹れていきます。
スピードは遅すぎず早すぎず、お湯のラインが気持ち細めになるくらいのイメージです。
ちなみに今回使っているドリップポットはダイソーで550円のものです。意外と良いのよコレ。
終了。簡単すぎる。
あとは落ち切るまで待つだけ。終了時間が2:30~3:00で収まるのが理想的。まぁでも普通にやったらこれくらいの時間になります。
でコーヒーサーバーからカップに移してと。普段はめんどいんでカップに直で抽出スタイル。
ちなみにマグカップはコレスの『キキマグ』です。愛用してます。
美味い!!
この簡単さに対してこの美味さ!畠山さん最高です!!以下、このレシピの良さや派生レシピをまとめます。
このレシピの良さ
コーヒー15g、中粗挽き
お湯230cc、85℃
1投 0:00 → 45cc(蒸らし1分)
2投 1:00 → 230cc
終了 2:30~3:00
もっかいレシピ置いとく。
で、このレシピの素晴らしさって端的に言ってしまえば「簡単で美味しい」なわけなんですが。
簡単ということは失敗しないということで、それはつまり抽出がブレないという点に繋がります。
ハンドドリップは技術によって同じコーヒー豆でも味が変わってきますが、僕のように初心者のドリップ技術は不安定なので、このブレなさは大変ありがたいです。
メリタのドリッパーは元々ブレが少ない2投スタイルですが、その味わいは少し薄く、物足りなさが出てしまうという評価もあります。
畠山さんのレシピでは、蒸らしにしっかり1分かけることで浸漬の良さも全面に引き出し、ボディ感のある抽出に仕上がっているのではないかと思ってます。
派生レシピ
ここからは僕が勝手に派生させたレシピなので、参考程度にどうぞ。
このレシピの肝は、抽出比率が15(※)・粉量の3倍のお湯を蒸らしに使う、という点なので、豆量ごとにすぐにレシピを派生できます。
(※正確には15.333…ですが、計算がめんどいのでもう15ってことで)
コーヒー10g、中粗挽き
お湯150cc、85℃
1投 0:00 → 30cc(蒸らし1分)
2投 1:00 → 150cc
コーヒー12g、中粗挽き
お湯180cc、85℃
1投 0:00 → 36cc(蒸らし1分)
2投 1:00 → 180cc
コーヒー20g、中粗挽き
お湯300cc、85℃
1投 0:00 → 60cc(蒸らし1分)
2投 1:00 → 300cc
こんな感じにすぐ計算できます。
何故この3パターンかと言うと、僕がよく使う量なだけです。
まとめ
体感的には、
たまにあるめちゃ上手くいったドリップ>畠山式メリタドリップ≧普段のドリップ>>>失敗ドリップ
くらいの感覚です。初めて飲むコーヒー豆なんかは、ブレない畠山式でまず様子見をするのが良いかもしれません。
畠山大輝さんの『至高のコーヒーの淹れ方』では、メリタの他にもハリオV60やフラワードリッパー、カリタウェーブドリッパー等を使ったドリップレシピも載っています。
お手持ちのドリッパーを使って、チャンピオンのオススメレシピを楽しんでみてはいかがでしょうか。
それでは良きコーヒーライフを!
おわり。
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