その辺のカップ焼きそばを、僕なりに本気でレビューしてみる

ご飯
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これで、ちょうど100記事です。たぶんカップ麺のレビューとしては日本一長いと思います。

 

 

カップ焼きそばの、レビューをします。

 


商品はこちら。

「明星 一平ちゃん 夜店の焼きそば」です。なぜこの商品を選んだかというと、スーパーで一番最初に目に止まったからです。

明星食品さんを代表する商品ですね。1995年発売のロングセラーで、カップ焼きそばランキングでは常に上位にランクインする強者です。

ちなみに「一平ちゃん」という名前の由来は、『平成の時代で1番のラーメンになる』という願いが込められて付けられたのだそう。

今後リニューアルする際は、「一令ちゃん」になる可能性もあるとか(大嘘)

 

それでは、まずは食べる前の準備から始めます。

食事、というのはただ物を食べる行為だけを表すのではなく、雰囲気や、気持ちの高まりなどを含めての総合的な、ある種の儀式だと考えています。

なので、まずは「一平ちゃん」を食べたい、という気持ちを高めていきましょう。

 


手始めに、商品名である「一平ちゃん」をひたすらに書写します。

いきなり「ちゃん」付けから入ると、距離感無視の勘違い野郎と思われるので、「さん」付けから入るのがマナーです。

なんですか。字の下手さなんて関係ありません。気持ちがこもっているかどうかが重要なんです。手紙だってそうでしょう?

 


後半、欲望に押しつぶされそうになり、麻薬中毒者が禁断症状で描くありがちな感じになってしまいましたが、気持ちを高ぶらせる、という目的は成功といえるでしょう。

 


他、神社にお参りに行く、なども有効です。

食というのは多かれ少なかれ命を頂く行為です。八百万の神に、まずは挨拶をしておくことは当然の礼儀ではないでしょうか。


更にダメ押しとして、成功祈願に調理場の近くに「盛り塩」を置いておきましょう。塩は神聖なる力が宿るとされており、この場に相応しくない邪気を払ってくれることでしょう。

 

食べる前の準備が終わったところで、食べるための準備に移行します。


「一平ちゃん」です。

派手派手なパッケージデザインが目を惹きますね。

先述の通り、僕がこの商品を選んだのも一番最初に目に止まったからなのですが、明星食品サイドの意図にまんまとかかってしまったのかもしれません。

あたかも、蜘蛛の糸に絡まってしまった獲物のように。意図の糸。


ここで、練習も兼ねて一度商品を持ってみましょう。

計算された適度な持ちやすさで、老若男女を問わずスムーズに「持つ」という動作を行えるように思えますね。ユニバーサルデザインまで配慮したパッケージ設計なのでしょうか。

明星食品サイドの、グローバルワイドな意識の高さが伺えます。

それでは、開封します。


乾麺です。すぐにお湯を入れてしまうので、意外とまじまじと見ることは少ないのではないでしょうか。


このように加工すると、まるでロゼッタストーンのようですね。とても神秘的です。

ちなみに、ロゼッタストーンとは、紀元前エジプトのプトレマイオス5世の時代に発令された法令を刻んだものであり、戴冠一周年の際にメンフィスに参集した神官たちによって決定された祭事の記憶を伝えるものです(こちらから引用)

現代からおよそ2000年前の時代の様子が記された、大変貴重な歴史的資料です。当時の祭事というのは、どのようなものだったのだろう、と思いを馳せます。明星が輝く、夜更けまで行っていたのでしょうか。

はい、これが言いたかっただけ。

 


話を戻して、中身を取り出します。

ソース・からしマヨネーズ・ふりかけというオーソドックスな内容ですね。

ちなみに、カップ焼きそばのトッピングとして「からしマヨネーズ」を初めて採用したのもこの「一平ちゃん」です。

発売当時は、その衝撃でカップ焼きそば業界が激震したことは記憶に新しいですね。その頃、僕は6歳でした。


ソースというのは、味を決める最も重要なアイテムです。なのでソースを軽んじることなく、しっかりとその味わいについて言及していきます。

 


なので、まずはグラスに入れてテイスティングをしましょう。やはり、ソース単体でどれくらいのポテンシャルがあるか、ということに着目するべきですからね。


まるで黒翡翠のような魅惑的な輝きをまとっています。

 

~テイスティングノート~

  1. ファーストタッチ:とても濃厚な旨味と、塩気が弾ける。巨人が大地を踏みしめるような力強さ。
  2. セカンドタッチ:ソース特有のフルーティーな味わいが口の中に広がる。あたかも、アダムとイヴが口にした禁断の果実のよう。
  3. ファイナルタッチ:芳醇で香ばしい香りが、鼻を抜けていく。それはさながら、妖精たちの優しい調べ。

 

これはあくまで僕の個人的な見解に過ぎません。良かったら皆さんもテイスティングをしてみて、自分なりの味わいの表現を模索してみてください。


ちなみに、ソースをグラスに入れると、油がとんでもなく付着するので洗うのが大変です。オススメしません。

 


それでは、お湯を沸かします。我が家ではいつも電気ケトルを使っています。便利ですよね。


必要量より少し多い浄水を入れたら、スイッチを入れます。水が沸騰するまでおよそ3分です。早いですよね。

しかし、少なからず待ち時間ができてしまうことも事実。

 


そんな時はバーバパパとバーバママを使って遊んで待ちます。バーバママがバーバパパにドロップキックかましていますね。

子どもの頃、大好きでした。バーバパパはいつだって、僕を童心に帰らせてくれます。


お湯が湧いたら、乾麺に注ぎましょう。

そして、余ったお湯を飲んで、口の中に変に残ったソースの不快感を落としていきましょう。

「一平ちゃん」は3分待つタイプの即席麺なので、タイマーで3分と設定して待ちます。


このように。感覚で時間を測る方もいるようですが、文明の利器を使わない手はありませんよね。


この3分間は「一平ちゃん」に対して、優しく手を添えながら『ありがとう、ありがとう』と語りかけ続けましょう。森羅万象に命は宿っているので、「一平ちゃん」とて例外ではありません。

感謝を表すことで、「一平ちゃん」もまたそれに応えてくれ、味わいに深みをもたらしてくれます。

たまに、『湯加減どう?』などとさりげなく気を遣う発言をすると好印象です。マッチング率も上がります。


3分経った後、湯切りを行います。

雑に行うと、お湯と一緒に麺がFly Awayしてしまう、初心者が足元をすくわれるフェーズ堂々第1位の鬼門ですね。

僕はカップ焼きそば玄人の自負がありますが、油断は決してしません。完璧な対策を練ってあります。

 


このように、開けた上蓋の隙間をガムテープで固めてしまうことにより、麺が露出してしまうことを完全に防ぎます。


こうすれば、例え片手で湯切りをしようが麺がこぼれることは100%有り得ません。人類の英知の勝利です。


しかし、ガムテープをがちがちに固めてしまうと、早く食べたいのに開けられず、非常にもどかしい思いをしてしまいます。麺も刻々と伸びていく…。策士、策に溺れてしまいました。

 

さて、湯切りが済んだら、ソースをかける前に重要な行為があります。


麺を1本だけ手繰り、プレーンな状態の味わいを確かめるのです。

ほら、ちゃんとした蕎麦屋さんでもこの食べ方推奨してたりするじゃん?「焼きそば」だってそばのカテゴライズじゃん?

ちなみに麺単体で食べると、ケミカルな油の香りがダイレクトに味わえて、最高にジャンクです。これから体に悪いもの食べるんだな、という背徳感を高めることができるので推奨しています。

 


それではソースをかけていきます。


ソースを絡める際のポイントですが。


このように、必ず反時計回りでかき混ぜていきましょう。

日本が存在する北半球では、自転の影響により水流や台風の渦が必ず反時計回りになるのは周知の事実ですが、これが焼きそばをかき混ぜる場合にも当てはまることはまだあまり知られていません。

自転の力を借りることにより、飛躍的に効率性を高めることができるのです。今季、学会にて発表予定です。


ソースが十分に絡まったら、マヨネーズをかけていきます。

マヨネーズは細ければ細いほど美味い、というのが通説です。


なので、通常の注入口を使わず、ハサミで可能な限り細い注入口を作ります。

初心者の方は、まずは通常の注入口から練習すると良いでしょう。下手すると命に関わりますので。


かけおわりました。

全部白の紗々みたいですね。


次は、ふりかけをかけていきます。

味の均一化を図るため、できるだけまんべんなくかけたいものです。

 


パッケージの内径から計算すると、14✕12=168となり、面積は168cm²ということが分かります。


次に、ふりかけのg数を量ります。

公式に情報が載ってないので、自分で量るしかありません。


0.1g単位で量れる精密軽量計です。

このためだけに買いました。


ティッシュの重さを引いてあるので、ふりかけは0.8gということが分かりますね。

危ない薬を調合している光景のよう。

 

0.8g=800mg、800mg÷168cm²=4.7619mg/cm²となるので、1cm²につき4.7619mgずつかけていけば、完全にまんべんなくかけられることができると計算できました。

算数、習っててよかった。

あとはこの理論に従って、立証していくのみです。

 


完全に失敗しました。

やはり、机上の空論ほど当てにならないものはない。どうせまた混ぜるし関係ないですね。

 

というわけで、「一平ちゃん」が出来上がりました。食べる前ですが、何と既に3,000字を越えています。ここからは、テンポ良くいきましょうかね。


しかしこの完璧な見た目。
なんと美しいことでしょう。


絵画として、美術館に展示しておきましょう。

 


それでは、いただきます。

 

味については、普通にただの一平ちゃんです。

可もなく不可もない感じ。むしろ、麺が伸びてて少し不味いくらいです。これだけ手間を掛けたのに、皮肉ですね。不思議なものです。


肉体労働をされている方などは、塩分補給を強化するために、「盛り塩」を足すことも一つの手とすることもできます。ミネラル補給も兼ねて、一石二鳥です。

個人的には、オススメはできない上に神様を冒涜する行為なので、自己責任で行いましょう。


ごちそうさまでした。
そして、お疲れ様でした。


頑張ってくれたケースを労うため、しっかりと洗ってあげましょう。


濡れてしまったので、ドライヤーで乾かしてあげます。


なんだか懐かれてしまいましたね。愛着も湧いてきたことだし、この子を飼おうと思います。うちはペット可のマンションですし。

 

 

 


たまたま手元にあったパーツをつけることで、グッと可愛らしさが増しました。「生命」って感じがしますよね?

 


時には、ミルクをあげたり…

 


時には、一緒に絵本を読んだり…

 


時には、一緒にお風呂に入ったり…

 

気付けば今では、我が家に欠かせない存在になっていました。ここ最近の妻はずっと、何か得体の知れないものを見る目で僕を見つめてきます。何故でしょうか。不思議ですね。

ただのカップ焼きそばのレビューのつもりが、一つのファミリーヒストリーとなってしまいました。タイトル詐欺は、ブロガー失格ですね。

この場を借りて、お詫び申し上げます。

 

 

 


家族が、増えました。

 

おわり。

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