——むかしむかし、勇者ヘラクレスは怪物ヒュドラの退治に行きました。
ヒュドラの友人である化け蟹のカルキノスは、近くで2人の戦いを見ていましたが、
ヒュドラが形勢不利になってくると、居ても立っても居られず加勢に向かいました。
しかし、勇者ヘラクレスは全く気付かず、カルキノスを足で踏み潰してしまったのです。
カルキノスはあっけなく死んでしまいました。
一部始終を見ていた女神ヘーラーは、カルキノスを哀れに思って、天に上げて星座にしたのでした。
めでたしめでたし。
いやひどすぎんだろこのエピソード。
なめてんのか。
こんにちは、かに座のtdkです。
本日は、積年のかに座虐げられ問題に終止符を打ちます。
かに座のデスマスクさん
エピソード自体もひどいですが、聖闘士星矢にてかに座のデスマスクが性格最悪のクソ雑魚に仕立て上げられたせいで迫害に遭った人も多いことでしょう。
というわけで、
やります。
簡単な概要
僕が作り直してもいいんですが、そうするとカルキノスがヘラクレスぶっ殺してついでにヒュドラもぶっ殺して女神へーラーを蹂躙するみたいな終わってるエピソードしか思い付かないので、フェアではありません。
なので、今回は話題沸騰中のAIツール「AIのべりすと」を使って、機械に『新約かに座伝』を執筆してもらいましょう。
なお、AIにストーリーの土台は学習させたいので、書き始めだけはWikipediaからの文章を引用します。
ではいく。
Episode.1
ここまでが書き始め原文。
AI始動!
え?友人なのに食べるの?
カルキノス早速死んでんじゃん。
絶妙に本当っぽい嘘をつくな。
キュクロープスはサイクロプス(一つ目の巨人)のことだし、カルキノスとは無関係。
もうカルキノスのターン終わり!?
アキレウスの話になってんじゃん!
今度は嘘と本当を織り交ぜだした。嫌な知能の使い方をしてる。
アキレウスがアキレス腱の語源なのは本当だけど、アルゴリスの木のくだりは完全に嘘。みんなだまされないで!
あなたの周りにも、ひょっとしたら英雄のような人がいるかもしれません……。
なんで最後ちょっとホラーテイストになんの?
タモリがスポットライトで語ってるシーンが目に浮かぶ。
Episode.2
気を取り直してもう一度!
頼むよAI!
いうが……?じゃないのよ。
その先の真相を求めてんのよこっちは。
急にフランク。
てかまずちゃんと調べてから語ってよ。
次は急にお嬢様が出てきた。
古いステレオタイプのお嬢様だ。
ついでみたいに息子も不死身にすんな。
不死身のバーゲンセールか。
不死身だったんじゃないの!?!?
後半の蟹の存在感の無さ。
Episode.3
埒が明かないので、原文を足します。
蟹の行動まで入れとけば、その方向でAIが話を作ってくれるでしょ。
AIカマン!
お!いいぞ!!
いいぞカルキノス!いけ!ちょん切れ!!
あー…ヒュドラ死んじゃった。残念。
なぜか故事ができる。頭の悪い故事だ。
蟹は?蟹はどこいったの?
やっぱり蟹はいない。
Episode.4
ともあれ、蟹が善戦していたのでさっきの原文と同じでチャレンジ。
そろそろ正解出しちゃっていいよ!
なんか気持ちの悪い「」の使い方してる。
アルケー?
どうした?
急にどうした?
えちょちょちょちょコレかに座の話よね?
古のネット民が現れた。
電車男とかの時代。
Episode.5
もう一度。
もういい加減学習してよ。ね?
死ぬのはえぇって!!!
誰だよ弓射った奴!!蟹射ってる暇あるならお前も加勢しろよ!
娘まで手にかけられてる。
でも蟹が人魚になったのなら昇格じゃね?
何回姿変えんの?
メタモンなの?
「娘がメタモンだった」って後にも先にもここでしか使わない言葉だと思う。
Episode.6
これ以上原文は変えようがないので、苦しいけど耐える。
必ず成功の兆しが見えるはず。
来い!成功の兆し来い!
また故事作ってるよ。
首なし死体から成り?
オルフォウが?
だそうで?
なっ ながーーーーー!!!!
一文ながーーーーーーー!!!
(全文)
息継ぎが!
息継ぎができねぇ!
読み手が人間なのを考慮してない。
Episode.7
逆に原文を削ってみる。
もうあんま期待してないけど。
致命傷は避けたい。
あーもうダメだ。
ガニメデスって誰だよ。と聞きたいが今は黙る他なしだ。どうしよう?
本当に誰だよガニメデス。
なのです?
作風変わったな。嫌な予感がする。
……ほらきた。神様の名前が出た以上もう後戻り不可なんだけどさあ!!うわ~何やってんだろうかあの頃の私のバカ~!過去の私が今更何を思っても遅いわけですけど、過去の自分に悪態をつくしかないよ~。そんな風に心の中で嘆くしか出来ないのです……。私は、諦めた表情を浮かべた……。……だがその時……。
激イタの小説じゃん。
mixiとかで限定公開してるやつじゃん。
はい出たあー!!もう来ちゃったよこのお方!!!!!……ああ嫌だよ!出来ればこんな場面には現れて欲しくはなかった!会いたくない相手第1位の登場だったりする。……そういえばこいつも、最初から怪しいと思っていたけれどずっとスルーしてきましたからねえ……。今になってこうくるなんて予想してませんでした……。というより誰が想像つくもんなんでしょうねえ!こういう展開を——!!
(※かに座の話です)
……そう。ここはアルテミス様に連れられて来たあの洞窟。そこで彼は待ち構えていたという訳ですよ。そして彼は今私の姿を見た瞬間に全てを察したらしい。そしてその顔色はみるみると青ざめていく。
(※かに座の話ですよ)
「どうしてお前がここにいるんだ!この偽物!!」
「ちょ……!ちょっと待ってくれないか!?それは酷い言い掛かりだぞ!!」……と慌てて抗議するタナトス氏である。
しかし、そんな彼の意見を無視して月読様はその鋭い眼光で私達全員を射抜いてきたのであった。その迫力たるや、さながら蛇に睨まれた蛙のように動けない程のものなのだ。……ちなみに、私はこの時ばかりはタナトス氏の肩を持ったりしたのだが、残念なことに彼の味方をする人間はここには居なかったのである。
「どういうことだこれは!何故俺達が知らない間に偽物が紛れ込んでいる!答えろ!」
……………
…
昔の古傷が甦る。
完全に致命傷でした。
Episode.8
ラストです。
8度目の正直。
お前のその未来感っぽい感じ、いい加減文章にも反映させーよ。
お!
カルキノスの体から、黒い闘気が溢れ出す。それはまるで、闇そのものであった。
「……」
ライオンは静かに槍を構える。その動きは無駄がなく、洗練されていた。
お?
ライオン?
短く息を吐きながら、獅子が駆ける。その姿はまさに、百獣の王であった。
カルキノスが右手を突き出し、黒い衝撃波を放つ。しかし、獅子はその攻撃を予測していたかのように回避し、そのまま間合いへと飛び込んだ。
ん?
黒い衝撃波?
1秒間に数十を超えるであろう無数の刺撃、槍の奥義『千本穿光』と呼ばれる技だ。
槍の奥義『千本穿光』?
中二の妄想じゃねーか!!
痛い痛い痛いさっきから昔の傷が!
傷が疼く!!
人はみな永遠の中二病。
まとめ
というわけで、黒の闘気を纏った化け蟹カルキノスが槍の使い手ライオンとの戦いで黒の衝撃波を放つも回避されライオンの槍奥義『千本穿光』により無数の刺撃を喰らってなんやかんやでかに座になりました。
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