ニュージャパンEXと熊本の悪夢と
お腹も膨れたので、宿泊先のニュージャパンEXへ。
近いのでサクッと向かいます。
寄っていいとも!
完全にアウト。
無料案内所 卑弥呼。
いい加減にしろ広島。
そんな卑弥呼を右手に真っ直ぐ進むと…
来ました!
広島サウナの雄・ニュージャパンEX!
「ニュージャパンEX」は、24時間365日営業、サウナ3種類にオートロウリュ30分に1回、そんでもって宿泊費はたった3,500円というコスパぶっ壊れのカプセルホテルだ!
ここに行くために広島に来たと言っても過言ではない。詳細は後日の別記事にて。
世界一細いロッカーがお出迎え。
どこに発注したらこれ納品されるん?
館内着着用。
どんどん旅行感が出てきた。テンション上がる。
今回3泊するので、合計10,500円。
3泊してよ?ヤバくない?
(『広島の酒クーポン』公式サイトより引用)
しかも、広島県は今『広島の酒クーポン』というものを県外からの宿泊者に配布しており、1泊につき2,000円のクーポンがもらえます。
なので、ニュージャパの場合は実質1泊1,500円。3泊でも4,500円。頭イカれてやがる。
クーポンは2023年1月5日まで配布するらしいので、年末にどっか行きたいって人は広島へ行こう!詳細は公式サイトを見てね!
寝床確保。
カプセルはいつだって人をワクワクさせてくれる。
カプセル内。
全然知らねー地方の天気予報見ると旅行来たなーって思う。
はーもうなーんもしたくねぇー。
あ、サウナ行ってる間にスマホの充電でもしとくかな。でも置いとくのも心配だし、一応画面ロックだけかけとくか。
この時、とんでもないミスを犯す。
画面ロックと勘違いして、スマホの大元を管理するSIMロックのパスワードに手をかけてしまう。
SIMロックは3回パスワードを間違えると不正使用の疑いも考慮してスマホを強制ロック状態にするのだ。
するとどうなるか。
この状態のまま何もできない
こうなる。
一気に血の気が引く。は?え?
PUKコードってなに?8桁あるんだけど。SIMロックは4桁だったよな。8桁とか設定した覚えないし。
ヤバいミスる毎に使用可能回数が減ってくどうしようどうしようどうしよう。
行きの新幹線でスマホを忘れた、熊本旅行の嫌な記憶が甦る。あの時はたまたまサブ機持ってたから何とかなったけど、今回は無し。マジで詰む。
こうしちゃいられねぇ!!!
情報を得る手段が何もないため、とにかくネットカフェへ行ってから対策を考えようそうしよう。
速攻で着替えて受付で最寄りのネカフェを聞く、が何とも要領を得ない。こういうの地元の人に限って知らねぇんだよな~~。
とりあえず近くにあることを願って外に飛び出る。
知らない街、スマホ無し。段々と暗くなる景色。とてつもない不安。
(イメージ)
幸い曲がり角の先にネカフェがあったので、1時間分の料金を払って利用開始。
- 翌日会う予定の友人への連絡
- PUKコードの確認、並びにロック解除の方法
以上の2点にすぐに取り掛かる。スパイ?
最悪の最悪、ロック解除できなかった場合は今を以て外部との連絡手段が閉ざされてしまうので、1.の友人への連絡を最優先とした。
(イメージ)
とは言え、GmailにしてもLINEにしてもTwitterにしても新規デバイスでログインする時は必ずスマホに確認用の認証コードが送られてしまう。そのスマホが使えねぇんだっつーの。
考えに考えた結果、友人がTwitter上にて質問箱を設置しているのを思い出したので、それを通じて現状を説明、翌日の集合時間と場所を殴り書いて投稿。
(イメージ)
続いて2.のPUKコードについて着手。一人でミッション・インポッシブルやってる?
どうも調べたところ、携帯キャリアが定めた各スマホ固有のコードで、ネット上でも確認はできるけどもちろん認証コードを突破する必要がある。だからそのスマホが使えねぇんだっつーの。
(イメージ)
ショップに直接行けば確認ができるはずなので、ネカフェから最寄りのショップまでの地図をひたすら暗記する。ちょっと距離があったので、必死に必死に覚える。
嗚呼、スクショも撮れない。なんて、なんて無力なんだ…。
(イメージ)
外はもう真っ暗。
ここは本気で間違えられないのでダッシュでショップへ。
・・・
・・
・
受付時間ギリギリに滑り込みセーフ。というかちょっと過ぎてたんだけど、頼み込んでスタッフのお姉さんに対応してもらう。
その結果…
(イメージではなく撮影写真)
うぉぉぉーーー復活!!!!
スタッフのオガワさん(仮名)、ありがとうありがとうありがとう。
いやーしかしスマホないとホントやばいね。何も出来なさすぎる。昔は友達の電話番号くらいなら覚えてた気もするんだけど、今はもうそんな習慣ないしね。
後ほど友人から送られてきた質問箱への投稿内容
何故か関西弁を使って訴えている点に、本人の焦りが伺える。
ルンルンで帰路へ。
ロウリュとホスピタリティとBARと
また着替え直した
フォーーーーーーーー!!!!スマホスマホスマホスマホーーーーーーーー!!!!!!
今の私は無敵。
改めまして、こちらは洗面ルーム。ふ~ん、キレイにしてんじゃん?(彼女感)
なんか奥の圧がすごい(鹿)
ゴミ箱の主張も強め(蛙)
ベンチの主張も強め(象)
こっちも強め(山羊)
ムツゴロウ王国か?
階段の絵の思想も強い。
古代中国の宗教画?
な、なんなのこのホテル…。
と、とりあえずお風呂行くか。
(スーパー銭湯全国検索より引用)
ここの浴場は変わった造りで、脱衣所などを挟まずエレベーターからダイレクトに浴場に繋がっているので、ウィーンってドアが開いた瞬間に大勢のフルチンおじさんが視界に飛び込んできます。
(『ニュージャパンEX』公式Twitterより引用)
サウナはやはりオートロウリュが圧巻。
ロウリュってのはアレね。熱々の石に水ジュ~ってやって熱気がブワァァ~ってなるセルフ拷問みたいなの。
第1発目の入場がちょうどロウリュのタイミングと被ってて、なんかアナウンスしてんなーって思ってたら部屋が暗転してBGMが流れ出して突如熱風が吹き荒れだしてビビる。
(『ニュージャパンEX』公式サイトより引用)
BGMが何故かX JAPANのバラード調で、頭の中でYOSHIKIが首にコルセット巻いてピアノ弾いててフフってなってたらマジで肌が焼けそうになったんで慌ててフルチンで飛び出した。
ここのサウナってこういう構造になってて、奥に座ってしまうと途中で出る時に確実にヒーターからの熱風が顔面に直撃するので、マジで死ねます。そして死にました。
サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を所有するほどの僕ですが、完敗です。
ニュージャパンEX、恐るべし。ちなみにこの資格は誰でも取れます。
サウナ3巡くらいしてアホみたいに汗かいてお腹空いたので、施設内の食事処へ。
レストラン【ワルン】さんです。
(オモテ)
アジアンリゾート感?
アジアンリゾート感だな。
(ウラ)
いややっぱ宗教感強い。
この施設を取り巻く謎の信仰なんなんだ。
撮影前にビールを飲んじゃうのが僕のジャスティス。
俺は写真を撮るために旅行来てんじゃねぇ。まず俺が楽しむために来てんだ!
小イワシの天ぷら。
へんくつやのお母さんも言ってたけど、小イワシも広島でよく食べられるらしい。キビナゴ的な?
小って言う割になかなかの存在感ある。
ここのレストラン、奥の厨房でしっかり手作りしてるみたいで相当に美味い。こういうサウナ施設のご飯屋さんって、侮れないことが多い。
素朴な雰囲気のおねえさんの接客がすごく気持ちよくて、色々話しかけてくれたり、何というかホスピタリティがしっかりしてる感じ。
おしぼりがちょっと汚れたらすぐ代えてくれるし、バーテンダー並の対応をしてくれる。
1泊3,500円なのに。どうなってんだ一体。
カキフライ。
すげーーーー美味い。特にタルタルソースが抜群に美味い。酸味もありつつモッタリもしたまろやかさ。
美味すぎて難しい顔をしてたのか、「お口に合いませんでしたか?お味は大丈夫でしたか?」ってすかさずホスピタリティ攻撃を仕掛けてくるおねえさん。
ついでにタルタルのお代わりもくれた。甘やかされてる。天国かここ。
ちなみに、カウンターの隣にいた北欧から来た感じのナイスガイは、カキフライに一味を一振りし、芋のお湯割りと合わせて堪能していた。ホントに外国人か?
帰り際、「食べ方がとってもキレイでしたね。お上手でした」と奇妙な褒めを食らう。
それもうホスピタリティ関係なくない?あれ?もしかしてずっと子ども扱いされてた?
スマホの件もあって精神的に疲れてたんで寝ようかと思ったけど、せっかくなので夜の街を徘徊する。
そうは言っても広島のお店なんて全く知らないので、ザッと調べてビビッときたとこへ。
というわけで「Bar Usquebaugh」さんです。
ウスケボ=生命の水、という意味のお店。
うぉぉぉ入り口に来ただけで凄まじい力場…!な、なんて店だ!!
これは期待できるぜ…!
扉を開けると、数々のメダルとトロフィーが。
え、ガチっぽくない?このノリだとヤバない?つまみ出される?
カウンターとバックバーが滅茶苦茶カッコいい。
オーセンティックの雰囲気全開だ。パーカーで来ちゃったけど。
ジントニック。
マスターの山下さんと少しお話をさせていただいたところ、今年で33周年の超老舗のBARでした。
加えて、NBA(日本バーテンダー協会)の活動に長らく貢献なされていて、昔ちょっとバーテンかじった程度の僕なんかにはとてもとても畏れ多い方でした。
熊本に行った時に寄った「Bar STATES」の宮本さんのこともご存知だったり、地元の北九州のBARでも共通の方が複数いたりして、ありがたいことに色々とお話を聞かせていただきました。
バーテンダーの横のつながり半端ないな。点と点だったお店が繋がって行く感じがすごくいい。
せっかくなので、生意気ですがシェイクカクテルの代名詞・ギムレットをお願いすることに。
半端なくカッコいい。
ちょっと言葉にならない。圧巻。
山下さんのシェイクの特徴は、微細な氷の粒が浮かぶほどのハードシェイク。
こんなすごいの初めて見たかも。味なんてちょっともうこんなとこで何言っても薄っぺらくしかならないんで広島に飲み行ってください!(放棄)
マスターは写真も得意だそうで、こういう販促POPは文字入れやデザインも含めて全て自分で作っているそう。何でも出来すぎじゃないすかねちょっと。
お店がゆっくりしていたこともあって長居してしまい、閉店時間まで話し込んでしまった。
最後に記念写真も撮っていただきました。
僕なんかにも物腰が柔らかくとても丁寧なんですけど、どこか常にビッとした緊張感を纏っている、そんな優しさと迫力を併せ持つ方でした。
こんな大人になりてぇ~~
けどぜってぇムリだ~~人生経験が違いすぎる~~
マスターの山下さん、ありがとうございました!スタッフの畠山さん、カクテルコンペ頑張ってください!
少し飲み足りなかったので、もう1軒だけ別のお店へ。
広島の夜は長い。
「BAR 陀陀」さん。パンチあるお名前。
これまたイカつい仏像があるのか?宗教はニュージャパで懲り懲りですよもう。
登るタイプ。
手すりとか、雰囲気あるなぁ。
すごーーーーくオシャレ。女性とか好きそう。
ちょっとダイニングバー寄りな感じかな。実際、デートっぽいお客さんが複数いました。ちなみにソロは僕だけでした。
ジントニック。
しっかり苦味があるタイプで美味しい。
ラフロイグ。
ぼっちで居るのが居た堪れなかったのか、店長やスタッフの子が色々と話しかけてくれる。特にスタッフのメンズボーイの接客力がとてもとても高くてすごい。見習わねば。
広島の飲食店事情とか、オススメのお店とかたくさん教えてもらいました。
陀陀さんはカウンターの照明がいいなぁ。
ちょうど、グラスを持つ手元だけ光るように調整されてる。素敵なお店でした。願わくば、次来る時は誰か連れてきます。
静まり返った広島の深夜3時21分。
地元民ですら姿を消した。
何故かスマホに残されていたロイヤル女子寮の写真。
学習院大学的なやつ?
というわけで、広島旅行1日目でした。
良いお店ばかりとご縁がありました。ありがとうございます。地元の方のお話は面白いね、やはり。
明日は、広島在住の友人にアテンドしてもらって、観光名所を巡ります。
2日目へ続く。
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