僕は昔ちょっとだけバーテンダーをしていたこともあり、旅行先で各地のBARを巡ることを趣味にしています。
色んな都道府県のBARの写真がそこそこ溜まってきたので、備忘録的にまとめ記事を作りました。
何となく南から北上していくラインナップにしてます。
熊本県
Bar STATES
熊本の繁華街・花畑町の「Bar STATES」さん。
オープンして約40年の老舗BAR。
ダンディーなマスターの宮本さんと、若いイケメンスタッフ君のツーマンセル。
オーセンティックな雰囲気だけど、和やかで落ち着く感じ。
モスコミュール。
あまり見ないタイプの本格的なマグ。良い感じで美味しい。
ギムレット。
スタンダードで王道な味わいで美味しい。
Bar BLUE
同じく花畑町の「Bar BLUE」さん。
Bar STATESから徒歩約30秒。
女性のマスターとスタッフで切り盛りするBAR。一人でも過ごしやすいカジュアルさがある。
マスターはカクテルの世界大会で何度も優勝してるすごい方らしい。
ギムレット。
甘みが強く、柔らかな味わいで美味しい。
The Bar Amber
同じく花畑町の「The Bar Amber」さん。
Bar BLUEから徒歩約30秒。全部近い。
バックバーが大きくダイナミックで、バーンとなっててとてもカッコいい。
熊本ではこれまでで一番オーセンティックな雰囲気。
シップスミスのジントニック。
香り高くて美味しい。
ダンディズム溢れるマスター。
ギムレットはもちろん美味しい。
スタッフの藤本くん。
意気投合して翌日一緒にサウナに行った。
Bar 夜香木 yakoboku
繁華街からちょっと外れの「Bar 夜香木 yakoboku」さん。
一見するとただの一軒家。
まるでラボのような佇まいの不思議なBAR。
マスターの木場さんは『DIAGEO WORLD CLASS 2021』という大会で日本一となった方。
Yakoboku.
店名と同じ名前のカクテル。タンカレーNo.10ベースで、ジャスミンの香りが特徴的で美味しい。
フェニックスマティーニ。
白ブドウのマティーニ。熊本産の材料を使い、復興を願って作ったカクテルとのこと。美味しい。
前割りハイボール。
ウイスキーを予め水で割って置いておくことで、味が馴染んだハイボール。美味しい。
マスターと記念写真も撮ってもらいました。
右端の人は意気投合してその日一日熊本で一緒に遊んだ人。
福岡県
DOLMONCHE
博多駅・筑紫口側近く。
何の変哲もないテナントビル。
の奥の何の変哲もない扉。
看板すらない隠れ家。
BAR「DOLMONCHE」さんです。
博多では老舗のお店で、飄々としたキャラクターのマスターがとても面白い。
ジントニック。
安定の美味しさ。
ラフロイグロック。
不動の美味しさ。博多で飲む時にたまに一人で行くお店。とにかくマスターが面白くて好き。
HALF PENNY
「HALF PENNY」筑紫口店さん。
福岡で12店舗チェーン展開しているBARグループの1店。
ギムレット。美味しい。
BARでありPUBっぽい感じでもあるので、友達とワイワイするのに最適。
どれかは飲んだ気がする。
広島県
Bar Usquebaugh
広島の繁華街・新天地の「Bar Usquebaugh」さん。
『ウスケボ』と読みます。
ワインレッドのカウンターがカッコいい。
オーセンティック抜群な雰囲気。
ジントニック。
深い味わいの美味しさ。
マスターの山下さんにギムレットを作っていただく。
NBA(日本バーテンダー協会)の重鎮的な方だそうで、熊本のBar STATESの宮本さんとも古くから親交があるとのこと。こういう点と点が繋がる感がいい。
ものすごいハードシェイクで、微細な氷が無数に浮かぶ。
今までの人生で一番美味しいギムレットでした。どのお店のも美味しいけど。
記念写真も撮ってもらいました。とても朗らかだけど、どこか常にビッとした緊張感を纏っている、そんな優しさと迫力を併せ持つ方でした。
広島に行く時は絶対また寄ろう。
BAR 陀陀
こちらも繁華街・薬研堀の「BAR 陀陀」さんです。
複数店舗を構えるグループの1店だったはず。一回気づかず店の前を通り過ぎるくらいハイドアウトな入り口。
ダイニングバーっぽい、カジュアルだけど洗練された空間。
割と若者向けな感じかな。
ジントニック。
苦味が効いた美味しさ。
ラフロイグロック。
見た目も美しくて美味しい。
陀陀さんはカウンターの照明が素晴らしい。
グラスを傾ける手元だけが映るデザイン。
大阪府
BAR 識-shiki-
心斎橋の「BAR 識-shiki-」さん。
こちらも分かりやすい看板等はなし。
壁紙が真っ赤で、アンティークな世界観。荘厳とカジュアルが同居する不思議な空間。
ジントニックをお願いすると「キリっとしたのとメロウにしたのとどちらが良いか?」と問われ面食らいつつも後者を選ぶ。
クラックスランドのジントニック。
南アフリカ産のジンらしい。飲んだことない味わいで美味しい。メロウだ。
「カクテルは乱数調整」という独自の矜恃と感性がポリシーのマスター。
書くと長くなるから省くけど、とてつもない変態的なこだわりに終始圧倒される。
精密に作られたギムレットはもはや芸術作品。感動的な美味しさ。
マスターの仲市さんを一言で表すなら「天才」って印象でした。でもとても気さくで良い方。
Bible Club Osaka
こちらも心斎橋の「Bible Club Osaka」さん。
1920年代のアメリカ禁酒法時代をテーマにしたスピークイージーなBAR。
なので、店内の道具からテーブルから照明から果てはトイレの水栓まで全て当時のアンティーク。
どれだけお金かかってるか考えると怖くなってくる。
ジントニック。鮮烈な苦味で美味しい。
何故か背徳的な味わいがするのは店内の雰囲気のせいか。
名物だと言うモスコミュールをお願いすると、こちらの「ごぼうウォッカ」を使うそう。
自家製で作ってるとのこと。
店長はまだまだ若そうなやり手な方。
大阪らしい軽快なトークで楽しい。
モスコミュール。こりゃすごい。
むせるようなごぼうの土臭さと、唐辛子が入ってるかと思うほどの超辛口ジンジャーエール。びっくりするほど美味しい。
静岡県
Bar Triangle
浜松の「Bar Triangle」さん。
約30年続く老舗のお店。
バックバー上部の、ステンドグラスのようなデザインが美しい。
マスターと若い女性のスタッフさんの2人で切り盛りしてました。
スポットライトのような照明がこれまた美しい。
まるでステージのような、舞台のような。
ジントニック。美味し。
何でも、マスターは完全に我流でBARを始めたとのこと。それで30年続いてるってすごすぎる。
ギムレット。
非常にキリッとした、ドライな塩梅。
微細な氷が浮かぶハードシェイク系。
ハードボイルドなギムレットだ。
サイドカー。
程よい甘みで美味しい。
こちらもハードめなお加減。
照明が暗く、アダルトな雰囲気の良きBARでした。
東京都
BAR DECE
赤坂の「BAR DECE」さん。
こじんまりとしつつも、正統派な雰囲気のTHE BARという感じ。
初めて入るBARはちょっと緊張しがち。
でもここは一人でも行っても全然緊張しなかった覚えがある。居心地が良いというか。
お通しのコンソメスープ。
こういうの嬉しい。滋味深くて美味しい。
ギムレット。
辛すぎず、程よい甘みの味わい。正に正統派なお手本のような美味しさ。
Sky Lounge Stellar Garden
港区・芝公園のホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」の最上階。
33Fという良い感じの高さ。
「Sky Lounge Stellar Garden」さんです。
高級感ある激烈オーセンティックなホテルラウンジバー。
店内は全面ガラス張りで、どの席からでも夜景が楽しめる。
お客さんは富裕層が集ってる感じでした。
Wギムレット。当然美味しい。
この空間でショートカクテルを頂くと覇王になった気分。
ホワイトレディとマンハッタン。
席の場所によってはこのように東京タワーも一望できます。野郎と二人で来た事実以外は最高の雰囲気でした。
北海道
BAR やまざき
札幌・すすきのにある「BAR やまざき」さん。
札幌にBAR文化を持ち込んだパイオニア、山崎達郎氏が営んでいた伝説的なお店。
氏は数年前に逝去しており、今はお弟子さん達が切り盛りしてます。
札幌のバーテンダーは、山崎氏の弟子・孫弟子・曾孫弟子の方々が山ほどいるそう。
ジントニック。
甘みが強い、ねっとりとした味わい。美味しい。
ギムレット。
こちらは打って変わって、かなりキリッとした辛口。粉砂糖を使ってたのが印象的。美味しい。
スタッフの鈴木さんに、名物カクテルの「サッポロ」をお願いする。
山崎氏が考案した、国際カクテルコンクールで特別賞を受賞したオリジナルカクテル。今やどのカクテルブックにも載ってる超有名なメニュー。
本物を飲めて感動。後引く甘さの中にどこか清涼感もある美味しさ。
ちなみに、特徴的なマラスキーノチェリーは大会の土壇場で追加したものらしい。もちろんそんな変更はダメと運営に言われたけど、山崎氏はゴネまくって通したそう。
これはメニューに載せてないカクテルだそうなので名前は差し控えさせてもらいます。
多分普通に作ってくれるだろうけど。
BAR PROOF
同じくすすきのの「BAR PROOF」さん。
山崎氏の直弟子さんのBARです。
店内はこじんまりとした、居心地が良い感じ。
東京のBAR DECEさんっぽい雰囲気。こちらの方が照明は明るめ。
ジントニック。
奥行きのある味わい。美味しい。
マスターの中河さんはめちゃくちゃ物腰が柔らかい紳士な方。
ギムレットをお願いする。
微細な氷が浮かぶ、ハードシェイクめなギムレット。
ちょいキリッと系で程よい塩梅の美味しさ。
ドゥ エルミタアヂュ
同じくすすきのの「ドゥ エルミタアヂュ」さん。
すすきのBARの中でも少し格式高い感じ。
こちらも山崎氏の直弟子さんで、BAR PROOFの中河さんよりも先輩とのこと。
バックバーが壮観で、相当珍しいウイスキーが数多くありそう。
ジャバラトニック。
和歌山の希少な柑橘類「ジャバラ」を使ったジントニック。ひと味違って美味しい。
マスターの中田さんはとても物腰の柔らかい優しい女性。
当時全国でも珍しかった女性バーテンダーの草分け的存在のすごい方らしい。
ギムレット。
脳天ぶん殴られたような、ガツンとジンの超パンチある味!上品な中田さんが作ったとは良い意味で思えない力強さ。美味しいけどこれは衝撃。
BAR ReCalm
同じくすすきのの「BAR ReCalm」さん。
モダンでスタイリッシュな佇まい。
こちらのオーナーの宮北さんも山崎氏の孫弟子さんだそう。
良い感じに軽い雰囲気の方で、親しみやすくてとても楽しい。
ギムレット。
お香のような、ジャスミンのような独特な香り。美味しい。
元薬剤師という異色の経歴スタッフの奥原さん。
前々からReCalmの常連で、そのままスタッフになっちゃったらしい。
普段はシェイクカクテルはしないそうですが、せっかくなのでお願いしてみる。
オーナーとスタッフのギムレット対決。
こっちもめっちゃ美味しい。
オーナーのより美味しいすよとかキャッキャ話してたら、遠くのオーナーがおい聞こえてるぞとかツッコんでくる、そんな軽快な空間のBAR。楽しすぎて2日続けて行ってしまった。
「僕のBARコレクション」まとめ
というわけで「僕のBARコレクション」でした。
今後もどんどん追加していこうと思います。
目指せ!全国制覇!
おわり。
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